すべての大学生必携。 映画でならわかる、映画でならできる、論文・レポート作成術!
著者・訳者 |
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ジャンル |
映画 |
出版年月日 |
2019年4月5日 |
ISBN |
9784909812070 |
判型 |
A5 |
ページ数 |
232ページ |
定価 |
本体2,400円+税 |
在庫 |
在庫あり |
すべての大学生必携。
映画でならわかる、映画でならできる、論文・レポート作成術!
アメリカの大学生が映画について論文やレポートといった「アカデミック・ライティング」を実践する場合に実際に使用している教科書です。
①書くための準備→②どのように書くのか、とステップアップして実践できるように構成。③図解による映画用語の解説付き! 本書を読めば、学術的な論文・レポートが書けるようになります。指導者にも推奨。
第1部 書くための準備
第1章 映画について書くことの困難
◉アカデミックライティングとはなにか?
◉では、はじめよう
自分が知っていることを検討する /どうしたら学術的に考えられるのか /要約する /
評価する /分析する /総合する
◉レトリックの立場をとる
自分の立ち位置を検討しよう /読み手のことを考えよう
◉論調と文体を検討する
第2章 映画を鑑賞する
◉公開上映とプライベートな鑑賞
◉メモとりの大切さ
理由を考える /プロットを分割する /ショット分析チャート /略号を使う
◉なにを探し求めるのか
第3章 形式分析
◉形式分析とはなにか
映画の形式を描写する /形式分析を実践する:チェックリスト /一般論的事項
ナラティヴ /演出(ミザンセーヌ) /撮影法 /演技 /編集 /音響
◉意味の探求
形式と内容 /明示的および暗示的
第4章 文化的分析
◉文化的分析とはなにか?
社会経済的状況 /ジェンダー /人種、エスニシティ、ルーツ /性的指向
◉ジャンル研究
映画ジャンルの誕生 /予測可能性とイノベーション /ジャンルの慣習 /ジャンルの進化
◉歴史的分析
映画史への基本的アプローチ
第2部 どのようなプロセスで書くのか
第5章 アイディアを生み出す
◉アイディアを生む
その映画の話をしてみる /ブレインストーミング /フリーライティング /
ディスカバリードラフト /5W1H /タグミーミックス /アリストテレスのトポス /
定義を用いる /比較をする /関係性を探る /状況を吟味する /証言に耳を傾ける
◉アイディアを温める
ナッツシェリング /テーマを広げる /テーマを狭める、絞る
◉枠を超えて考える
第6章 映画を研究する
◉一次資料と二次資料との違いを理解する
◉資料を用いる
資料を要約する /資料を分類する /資料を問いただす /資料に注釈をつける /
資料に働かせる
◉資料を記録しておく
◉資料を引用する
第7章 主題を温める
◉主題文を書く
◉主題文に代わるもの
内包主題
◉アイディアを主題に変換する
◉主題文のチェックリスト
第8章 構造と構成を検討する
◉自分の主題に方向づけを委ねる
◉議論をスケッチにまとめる
◉議論のアウトラインを作成する
◉パラグラフを組み立てる
パラグラフとはなにか? /パラグラフはなにをすべきなのか? /
トピックセンテンスを書く、もしくは主張を導く
◉パラグラフを展開させる
根拠 /配置 /一貫性
◉序論と結論
第9章 文体に気を配る
◉文の基本原則
動作主と動作に着目する /具体的に書く
◉簡潔に書く
◉一貫性をもたせる
◉メリハリをつける
◉コントロールを維持する
◉美しく書く
第10章 推敲する
◉推敲する理由と方法
◉批評眼を養う
◉自分の書いたものを分析する
第3部 参考資料
図解による映画用語解説
訳者あとがき