• 小鳥遊書房

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Details of the book書籍詳細

近刊
ユーラシアのイングリッシュ・スタディーズ序説
  • 東アジアを含むユーラシアの全体性の表象・物語の形式に焦点を当て、西欧・西洋に限定されない英米文学を展開する
    著者・訳者
    編著:大田 信良プロフィール
    編著:大谷 伴子プロフィール
    編著:四戸 慶介プロフィール
    ジャンル
    出版年月日 2025年3月31日
    ISBN 978-4-86780-070-6
    判型 A5判並製
    ページ数 232頁
    定価 本体2,500円+税
    在庫 予約受付中

    グローバル化の終焉と
    「アフター西洋」に開かれた英米文学

    英米の覇権と支配の視点からとらえられたロシアや東欧・バルカンだけでなく、地政学的無意識となってきた東アジアを含むユーラシアの全体性の表象・物語の形式に焦点を当てることで、西欧・西洋に限定されない英米文学=「ユーラシアのイングリッシュ・スタディーズ」を本書から、展開してみたい。

     社会・世界で分断が拡大する状況で、
    英語文学・文化研究は何ができるのか?

    はじめに◉グローバル化以降の英文学研究としての「アフター西洋」?
         ―ユーラシアのイングリッシュ・スタディーズに向けて
        (大田 信良)

     第Ⅰ部 ネオ・ユーラシア主義の出現と20世紀の地政学

    第1章◉社会・世界の分断と(英語)文学・文化研究
        (四戸 慶介)

    第2章◉『ビフォア・ザ・レイン』、バルカン問題、英米関係

        ―英国映像文化が表象する国際政治、あるいは、「短い20世紀」の地政学的表象
        (大谷 伴子)

    第3章◉シティズンシップの英文学と『シークレット・エージェント』を再考する
        ―ユーラシアのイングリッシュ・スタディーズのために
        (大田 信良)

     

    第Ⅱ部 ユーラシアのイングリッシュ・スタディーズのための試論

    第4章◉ネロの逆襲、あるいは、逆襲のパトラッシュ
        ―『フランダースの犬』と資本主義の向こう側
        (髙田 英和)

    第5章◉ユーラシアから見る『歳月』と『失われた地平線』のチベット
        ―新しい文明と理想郷という緩衝地帯
        (四戸 慶介)

    第6章◉ヴィタ・サックヴィル=ウェストのPassenger to Teheranとイラン
        ―プロパガンダあるいはソフト・パワーとしての英語文化
        (菊池 かおり)

    第7章◉イシグロとグローバル化する英国映像文化
        ―ヘリテージ映画としての『日の名残り』?
        (大谷 伴子)

     

    第Ⅲ部 グローバル化以降の21世紀英米文化?

    第8章◉English as an Additional Languageとシティズンシップの英文学
        ―イングリッシュ・スタディーズの再編に向けての覚書
        (大田 信良)

    第9章◉グローバル・ブリテンの文化?
        ―ブレグジット以降の英国とユーラシア
        (大谷 伴子)

     

    おわりに◉社会・世界で分断が拡大する状況で、
         英語文学・文化研究ができかることとは何なのか
        (四戸 慶介・菊池 かおり)

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