悪夢のような迷宮を味わった先に、
全作品にわたって通底する「ディック常数」の魅力に迫る!
著者・訳者 |
著者:小野 俊太郎プロフィール
|
---|---|
ジャンル | 外国文学、SF、評論 |
出版年月日 | 2024年12月20日 |
ISBN | 978-4-86780-063-8 |
判型 | 四六判並製 |
ページ数 | 256頁 |
定価 | 本体2,500円+税 |
在庫 | 予約受付中 |
悪夢のような迷宮を味わい、
悲惨な展開を読んだ後で感じる「温もり」は
どこから生じるのか?
初期の中短編、『宇宙の眼』『高い城の男』
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
『流れよわが涙、と警官は言った』そして、『ヴァリス』を中心に、
全作品にわたって通底する「ディック常数」の魅力に迫る!
序 章 読むと依存症になる作家
第1章 ディックが始動する—中短編と三つの初期長編
第2章 『宇宙の眼』における冷戦時代の悪夢
第3章 『高い城の男』における歴史の改変と記憶
第4章 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』における修理された世界
第5章 『流れよわが涙、と警官は言った』における涙と抱擁
終 章 回帰する場所を求めて
あとがき
註
参考文献
索引(ディック作品)
ご注文