「戦後」は続いている。
現在を「戦前・戦中」に変えないため、
一人でも多くの人に読んでもらいたい。
唯一の被爆国である日本で、
1945年8月6日の朝、広島で被曝して以来、
原爆小説を書き続けた大田洋子の作品を通して、
戦争を起こしてはならないことを実感するために。
「今度の敗北こそは、日本をほんとうの平和にするものであってほしい。」
(「屍の街」より)
*本書は2020年8月に刊行された『大田洋子 原爆作品集 屍の街』の新装、解説を更新し「新版」として刊行するものです。上製から並製に変更されています。収録作品は12編のままですが、本文レイアウトの変更により、頁数が圧縮され、本体価格は3,000円となります。
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