シェイクスピア劇は、当時の劇場において、どのように演じられたのか。
著者・訳者 |
著者:市川 真理子プロフィール
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ジャンル | イギリス演劇 |
出版年月日 | 2024年8月20日 |
ISBN | 978-4-86780-053-9 |
判型 | A5判上製 |
ページ数 | 256頁 |
定価 | 本体3,000+税 |
在庫 | 在庫有り |
シェイクスピア劇は、当時の劇場において、どのように演じられたのか。
俳優たちは楽屋正面壁を背景として演戯を行った。この壁はきわめて有用な舞台装置であった。本書は、特に、壁に設けられた開口部(ドア)と壁の掛け布(カーテン)に焦点を合わせ、楽屋正面壁の構造と使用方法に関する基本的な問題を解明し、当時の舞台ではこのようなことが起こったはずである、または、起こったかもしれない、という、標準的ないしは習慣的な上演の形、あるいは、あり得た形を提示する。
第一章 劇場と劇テクスト
第二章 「舞台裏」への「登場」
第三章 「三つのドア」と「一方のドア、他方のドア」
第四章 「アラス織のところ」
第五章 悲劇のカーテン
第六章 喜劇のカーテン
終章 楽屋正面壁の構造と使用方法
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