• 小鳥遊書房

    • Twitter
    • facebook
    • Twitter
    • facebook

Details of the book書籍詳細

新刊
ユダヤ系アメリカ文学のすべて
十九世紀から二十一世紀
  • 19世紀後半の発端から解き明かし、20世紀半ばのクライマックスを経て、現在活躍している若手作家たちまでを、この一冊で概観する!
    著者・訳者
    編著:日本ソール・ベロー協会プロフィール
    ジャンル 外国文学/評論
    出版年月日 2023年8月31日
    ISBN 978-4-86780-021-8
    判型 A5判並製
    ページ数 380
    定価 本体3,500円+税
    在庫 在庫有り
    19世紀後半の発端から解き明かし、
    20世紀半ばのクライマックスを経て、
    現在活躍している若手作家たちまでを、
    この一冊で概観する!
    作家の生い立ちや作品、文学的特徴に触れつつ、
    新しい切り口、テーマ、解釈を中心に論じ、
    文学辞典と学術論文集の良さを融合!
    巻末には作家たちの生没年がひと目でわかる年表付き。

    はじめに ユダヤ系アメリカ文学のイメージをつかむ(鈴木 元子)

    第Ⅰ部 論文編———ユダヤ系アメリカ文学の主要作家の真髄

     ◉エイブラハム・カーハン 1860-1951 
    社会進化論的視点からみた『デイヴィッド・レヴィンスキーの出世』(大工原 ちなみ)

     ◉ポール・ボウルズ 1910-1999 
    ユダヤ系アメリカ人ポール・ボウルズとその周辺(外山 健二)

     ◉アーウィン・ショー 1913-1984 
    『夏の日の声』と反ユダヤ主義
    ——「ユダヤ系アメリカ人作家」としてのアーウィン・ショーの現在——伊達 雅彦)

     ◉バーナード・マラマッド 1914-1986 
    マラマッドとユダヤ系文学の帰還型主人公(大工原 ちなみ)

     ◉アルフレッド・ケイジン 1915-1998 
    『ニューヨークのユダヤ人たち』
    ——ケイジンの描くニューヨークとユダヤ人作家たち——山内 圭)

     ◉ソール・ベロー 1915-2005 
    〝言語、ユーモア、アメリカ〟
    ——『ユダヤ短篇名作集』と『ラヴェルスタイン』から——鈴木 元子)

     ◉グレイス・ペイリー 1922-2007 
    グレイス・ペイリーのナラティヴ
    ——「死語で夢見る者」の間テクスト性をめぐって——大場 昌子)

     ◉ハイム・ポトク 1929-2002 
    『選ばれしもの』にみる文化衝突と《目》の象徴性(鈴木 元子)

     ◉フィリップ・ロス 1933-2018 
    理想が裏切られて〈苦悩〉に沈む主人公(岩橋 浩幸)

     ◉ポール・オースター 1947- 
    ポール・オースター、または「書くこと」への執着(林 日佳理)

     ◉ポーラ・ヴォーゲル 1951- 
    劇作『ミネオラ・ツインズ』の隠れたメッセージとは(村田 希巳子)

     ◉ジェームズ・マクブライド 1957- 
    ユダヤ人とカラー・ラインの問題
    ——『水の色』に描かれるユダヤ人とアメリカの人種関係——本田 安都子)

     ◉マイケル・シェイボン 1963- 
    曖昧さという戦略(坂野 明子)

    ◉ネイサン・イングランダー 1970- 
    困難な倫理
    ——『地中のディナー』における閾の詩学——篠 直樹)

     ◉アイザック・アシモフとエドゥアルド・ハルフォン 1920-1992/1971- 
    アイザック・アシモフとエドゥアルド・ハルフォンの〈エスニック〉なユダヤ的遺産
    (ジャック・ライアン/外山 健二訳)

     ◉ジョナサン・サフラン・フォア 1977- 
    『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』における「神話世界」の詩学(篠 直樹)

    第Ⅱ部 解説編———ユダヤ系アメリカ文学の広がり

     ◉エマ・ラザラス 1849-1887 
    ユダヤ系アメリカ文学のパイオニア(大工原 ちなみ)

     ◉アンジア・イージアスカ 1880-1970 
    「贅沢な暮らし」と『パンを与える人』(本田 安都子)

     ◉アーサー・ミラー 1915-2005 
    『荒馬と女』と『セールスマンの死』に見る〈はぐれ者たち〉(伊達 雅彦)

     ◉シンシア・オジック 1928- 
    『ショールの女』
    ——ホロコーストとその余波——鈴木 元子)

     ◉イェジー・コジンスキー 1933-1991 
    『異端の鳥』と『ビーイング・ゼア』(伊達 雅彦)

     ◉ニコール・クラウス 1974- 
    『ヒストリー・オブ・ラブ』
    ——彼らが「愛」について語るとき——(篠 直樹)

    コ ラ ム

    永遠のアンネ・フランク——世代・国境を越えて愛され続ける理由——(上田 雅美)

    ソール・ベローの思い出 半田 拓也)

    おわりに 各章の要約(鈴木 元子)

    ユダヤ系アメリカ作家年表

    索引

    執筆者紹介

  • ご注文

2020 TAKANASHI SHOBOU

Pagetop