文学の迷宮に誘う終わりなき影響の連鎖
シェイクスピアは法律であり、ミルトンは教育であり、ブレイクとホイットマンは予言者である。
読んで、また読んで、説明し、評価し、正しく理解する、それが現在での文学批評の技術である。
「闘争」を鍵語に、文学を横断する影響関係を探る。
序文
第一章 批評という私の研究に関する見解
文学への愛/崇高な不可思議/精神が精神自体へ及ぼす影響
第二章 創始者、シェイクスピアシェイクスピアの登場人物/ライバル詩人――『リア王』/シェイクスピアの省略――『テンペスト』/幾多の様式における所有――『ソネット集』/『ハムレット』と知る技術/ミルトンのハムレット/ジョイス・・・ダンテ・・・シェイクスピア・・・ミルトン/ジョンソン博士と批評の影響
第三章 懐疑的崇高エピキュロスの影響についての不安―ドライデン、ペイター、ミルトン、シェリー、テニスン、ホイットマン、スウィンバーン、スティーヴンズ/レオパルディのルクレティウス的逸脱/シェリーの継承者たち――ブラウニングとイェイツ/誰の炎の条件なのか? メリルとイェイツ
第四章 ホイットマンと黄昏の国におけるヨーロッパの死エマソンと今後書かれるべき詩/ホイットマンの割り符/死と詩人―ホイットマン熱愛者の退潮/ロマン的自我/核心の近くに――ロレンスとホイットマン/炎の手―ハート・クレインの壮麗さ/ホイットマンの放蕩息子たち――アシュベリー、アモンズ、マーウィン、ストランド、チャールズ・ライト/
むすび
訳者あとがき
訳註
索引
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