著者・訳者 |
著者:武田 寿恵プロフィール
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ジャンル | ミュージカル |
出版年月日 | 2023年6月30日 |
ISBN | 978-4-86780-007-2 |
判型 | 四六判並製 |
ページ数 | 224 |
定価 | 本体2,200円+税 |
在庫 | 在庫有り |
はじめに
第1章 日本のミュージカルを作るために
――秦豊吉と帝劇ミュージカルス『モルガンお雪』
1 ミュージカルを始める
2 日本の「新しき『オペレット』」を目指して
3 主演女優・越路吹雪の果たした役割
4 秦と裸の女たち
5 秦が日本のミュージカルに残したもの
第2章 「本もののミュージカル」を日本に
――菊田一夫とブロードウェイ・ミュージカル『マイ・フェア・レディ』
1 ブロードウェイ・ミュージカルを輸入する
2 「本もののミュージカル」の条件
3 脚本優位のミュージカル
4 日本版『マイ・フェア・レディ』の俳優たち
5 菊田一夫の「夢」の行方
第三章 かぶき者たちのブロードウェイ・ミュージカル
――浅利慶太の日本版演出
1 劇団四季とミュージカル
2 「ブロンディからサザエさんへ」
3 俳優重視の浅利演出
4 ノンレプリカによる浅利演出の独自性
5 レプリカ公演への移行と浅利演出の消失
第4章 動物たちの「カラーブラインド・キャスティング」
――ジュリー・テイモアとミュージカル『ライオンキング』の人種表象
1 ブロードウェイの『ライオンキング』は日本と違う?
2 「肉と血」のカラーコンシャス
3 「肉と血」のカラーブラインド
4 スカーの体現する「トリプル・イヴェント」
5 人種のないスカー
第5章 劇団四季の「アジア化」とその隠蔽
――レプリカによるミュージカル『ライオンキング』上演
1 「アジアン・パワー」によるミュージカル『ライオンキング』
2 劇団四季の「アジア化」
3 アジア系外国人俳優の「日本化」
4 劇団四季の『ライオンキング』
5 サラリーマンになったスカー
6 レプリカ公演の新たな「葛藤」
第6章 宝塚歌劇のノンレプリカ公演における主人公の交代
――ブロードウェイ・ミュージカル『アナスタシア』の変容
1 宝塚歌劇とブロードウェイ・ミュージカル
2 ウィーン・ミュージカル『エリザベート』の前例
3 宝塚版『アナスタシア』の主人公交代
4 「当て書き」による悪役の変容
5 ノンレプリカによるブロードウェイ・ミュージカルの再創造
おわりに
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