• 小鳥遊書房

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Details of the book書籍詳細

新刊
ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ
英国モダニズムの延命
  • 大衆化するイギリス文化をモダニズム論で分析せず、「はしゃぐ若者たち=ブライト・ヤング・ピープル」を問い直し更新する。
    著者・訳者
    編著:髙田 英和プロフィール
    編著:大道 千穂プロフィール
    編著:井川 ちとせプロフィール
    編著:大田 信良プロフィール
    ジャンル
    出版年月日 2022年12月26日
    ISBN ISBN978-4-86780-005-8
    判型 A5判並製
    ページ数 256頁
    定価 本体2,600円+税
    在庫 在庫有り
    “Bright Young People”で、リベラリズムを、疑え!
     
    個人主義と資本主義を推し進め、格差と二極化を進めた「モダニティ」(近代性)からの脱却に向けて、大衆化するイギリス文化をモダニズム論で分析せず、1920年代のはじめ、ロンドンに登場した「はしゃぐ若者たち=ブライト・ヤング・ピープル」を問い直し更新する。

    はじめに 「ブライト・ヤング・ピープル」の(不)可能性と
                  (反)リベラリズム(髙田英和)

    第1部 ブライト・ヤング・ピープルの文化とモダニティ

    1 洒落男ダンディーたちの戦間期
        ――ブライト・ヤング・ピープル、
                      王室とメディア、そしてモダニズム(大道千穂)

    2 ディアギレフ的でリーヴィス的
        ――シットウェル三姉弟のモダニズム(井川ちとせ)

    3章 「ブライト・ヤング・ピープル」の黄昏と
                戦間期以降の英国リベラリズムの文化(髙田英和)

    インターメッツォ 
    「英文学」と「モダニズム」
     ――オックスフォードと
            「英国の、あるいは、英国による」リベラリズム(髙田英和)

    第2部 保守的モダニティと拡張するリベラリズムの帝国

    4 20世紀の世界において保守主義に籠ったリベラルな英国文化?
        ――A・P・ハーバートの「ヒウマーの特性」と
                   喜歌劇『タンティヴィ荘』(大谷伴子)

    5章 ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』と
               記憶/トラウマ論再考の可能性(大田信良)


    6 “Artists, archaeologists, architects, etc. prefer Shell”
        ――1930年代の英国文化と国際石油資本シェル(菊池かおり)


    おわりに 大衆化時代の英国若者文化を、
                  モダニティ論によって、再解釈したりする?(大田信良)


    索引

     

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