アメリカと日本の境界域に立つ3 人の女性作家たちが母なる〈存在〉、〈国〉、〈言葉〉と対峙する。
著者・訳者 |
著者:但馬 みほプロフィール
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ジャンル | 日本文学 |
出版年月日 | 2022年8月5日 |
ISBN | 978-4-909812-93-3 |
判型 | 四六判上製 |
ページ数 | 258 |
定価 | 本体2800円+税 |
在庫 | 在庫あり |
アメリカと日本の境界域に立つ3 人の女性作家たちが
母なる〈存在〉、〈国〉、〈言葉〉と対峙する。
少女時代にアメリカ生活を体験した作家・水村美苗
米軍基地のある横須賀で育った写真家・石内都
黒人兵との恋愛を描いた小説でデビューした作家・山田詠美
個としての女性が、アメリカに対する劣等感、屈辱を乗り越える。
第1章 視覚からの逃避と視覚への逃避
第1節『私小説from left to right』における視覚の問題
第2節 『私小説』の言語表記
第3節 アメリカを触媒とした母娘関係の変容
第4節 〈白人文化〉の内面化
第2章 日本の中のアメリカ
第1節 石内都の『絶唱、横須賀ストーリー』
第2節 二人の石内都
第3章 母親探しと言葉の獲得
第1節 〈原初の母〉としてのスプーン
第2節 恋愛表現から見る対米関係
終章 娘たちのまなざしの先へ
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