著者・訳者 |
著者:小林 真大プロフィール
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ジャンル | 文芸 |
出版年月日 | 2021年2月26日 |
ISBN | 9784909812537 |
判型 | 四六判並製 |
ページ数 | 240 |
定価 | 本体2,000円+税 |
在庫 | 在庫あり |
はじめに
序章 文学批評には「型」がある?
◉批評の型をまねる
◉文学批評の六つの型
第一章 作品を生み出す「作家」に注目してみよう
ーー作家論と近代文学批評の誕生
◉作家論と近代
◉伝記的批評
◉風土的批評
◉作品論的批評
◉作者の死
◉「作者の死」以降の作家論
◉ハーシュの作家論
◉岐路に立つ作家論
第二章 「作品」は社会や作家から独立できるのか?
ーー伝統社会の崩壊とニュークリティシズム
◉詩は感情に訴える
◉ニュークリティシズムの誕生
◉ニュークリティシズムのマニフェスト
◉ニュークリティシズムの実践例
◉ニュークリティシズムの限界
◉二一世紀以降のニュークリティシズム
第三章 すべての作品には共通するシステムがある?
ーーニュークリティシズムから構造主義へ
◉構造主義のはじまり
◉ソシュールから構造主義へ
◉構造主義の実践例
◉ロラン・バルトによる物語の構造分析
◉構造主義の限界
第四章 言葉には「声」がある
ーーイデオロギー批評の逆襲
◉マルクス主義—イデオロギー批評の古典
◉マルクス主義批評の実践例
◉マルクス主義批評の停滞
◉マルクスからポスト・マルクスへ
◉フェミニズム批評
◉フェミニズム批評の実践例
◉ポストコロニアル批評
◉ポストコロニアル批評の実践例
◉イデオロギー批評の現在と問題点
第五章 読者がいなければ、作品は存在しない?!
ーーマルクス主義批判から読者論へ
◉ヤウスの読者論
◉読者論の実践例—『ごん狐』批評①
◉イーザーの読者論
◉読者論の実践例—『ごん狐』批評②
◉フィッシュの読者論
◉読者論の限界
第六章 作品と読者を取り巻く環境を考える
ーー文学におけるメディア論
◉メディア論とは何か
◉文学におけるメディア
◉作家の人生を左右する出版メディア
◉純文学から通俗小説へ
◉メディアの多重奏
◉マルチメディアとしての文学
◉メディア消費の空間論
終章 文学批評の存在意義はどこにある?
◉文学は批評できない?
◉文学批評の起源
◉大いなる矛盾
◉ヒュームの批評論
◉文学の価値基準は存在しない
◉文学批評の可能性
◉文学批評の社会的意義
おわりに
主要参考文献(本文で紹介された文献以外に参考にした書籍)
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