密度の濃い一作を解読して見えるものとは……。「ホームズ物語」のすべてが、 『四つの署名』には凝縮されている。
著者・訳者 |
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ジャンル |
英米文学(評論) |
出版年月日 |
2019年5月30日 |
ISBN |
9784909812117 |
判型 |
4-6 |
ページ数 |
232ページ |
定価 |
本体1,800円+税 |
在庫 |
在庫あり |
死体の傍らに遺された四人の記号をめぐる
密度の濃い一作を解読して見えるものとは……。
海外からの脅威に立ち向かう
名探偵ホームズの推理と冒険。
ともに「症例=事件」を扱う
ワトスンとの友情の試練。
ホームズの悪癖から美食まで。
「ホームズ物語」のすべてが、
『四つの署名』には凝縮されている。
はじめに 『四つの署名』は魅力の宝庫
第1部 『四つの署名』の成り立ち
第1章 作品をいろどる登場人物たち
第2章 物語の流れとホームズたちの名言
第2部 四つの記号を読む
第3章 第一の記号:「インド」と大英帝国の拡張
第4章 第二の記号:「探索」する人と動物
第5章 第三の記号:「ロマンス」をいろどる恋と狩り
第6章 第四の記号:「症例」を読む探偵と医師
第3部 『四つの署名』の位置づけ
第7章 ホームズ物語の完成へ
第8章 アダプテーションと『四つの署名』ーー翻案され映像化される
おわりに 「症例」としての『四つの署名』
あとがき
参考文献ほか