生きづらいこの世界をどう生きればいいのか。アメリカ文学を読んで生きる糧を知る。
著者・訳者 |
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ジャンル |
英米文学(評論) |
出版年月日 |
2019年12月28日 |
ISBN |
9784909812230 |
判型 |
4-6 |
ページ数 |
256ページ |
定価 |
本体2,200円+税 |
在庫 |
在庫あり |
生きづらいこの世界をどう生きればいいのか。
強く生きなくていい。でもそれではどう生きればいい?
ほんとうは人生に「勝ち組」も「負け組」もなく、
誰も〈敗者〉ではないということを、文学はいつも告げています。
本書で紹介するアメリカ文学(ロックや映画にまつわる章もあります)は以下の通り。
カポーティ、フォークナー、ギンズバーグ、ルー・リード、
ボブ・ディラン、ジャームッシュ、ブコウスキーから、
メルヴィル、ポー、ホーソーン、ソロー、ディキンスン、ホイットマンまで……。
【主な目次】
はじめに
Ⅰ
『遠い声 遠い部屋』 何者でもないわたしへ
フォークナーの振り切れない人びと
ギンズバーグは「カディッシュ」
ボブ・ディラン――自己を他者化するパフォーマー
ルー・リード――落ちゆく者の落ちなさ
真剣な気晴らし――ブコウスキーの死のかわし方
J・Jの詩学――ここからここへ(『パターソン』→『デッドマン』→『パターソン』)
Ⅱ
『白鯨』――震災後のまなざしで読み直す
エドガー・アラン・ポーについて
『緋文字』のホーソーンのまなざし
『ウォールデン』――宇宙の一点に仮住まいする雄鶏の声
フラジャイル・ホイットマン
苦悩と狭さから――ディキンスンを読む