ノブコ・ジョアン・ミヤモト(Nobuko Joanne Miyamoto)
1939年ロサンゼルス生まれ。日系アメリカ人三世。2歳のときに日系人強制収容所に監禁され、戦時中をアイダホ州、ユタ州で過ごした後、ロサンゼルスに再定住した。プロのダンサーとして『王様と私』『ウエストサイド・ストーリー』などの映画やミュージカルで活躍したのち、1970年代にニューヨークでアジア系アメリカ人運動の活動家となる。1973年からはロサンゼルスに戻り、1978年にコミュニティ・ベースのアート・カンパニー「グレートリープ」を創設。現在までアーティスティック・ディレクターとして数多くのパフォーマンス・アートを制作している。2021年には、50年にわたり自ら作曲し歌ってきた曲が、ミュージック・アルバム『120,000 Stories』(Smithsonian Folkways)として発刊された。コミュニティ・アートへの長年の貢献が評価され、フォード財団「Leadership for a Chaning World Award」やカリフォルニア州芸術評議会「Director’s Award」などを受賞している。