プロフィール
Raymond Sheppard
1913年、ロンドンで生まれる。著名な版画家シルヴァン・ボクシウスに絵画を学ぶ。ロンドン動物園で鳥や動物のスケッチをし、How to Draw Birds (1940)、Drawing at the Zoo (1949)、More Birds to Draw (1956)を著す。風景や家族の肖像を水彩や油彩、パステルで描き、長女のクリスティーン、長男のマイケル、妻のアイリスを描いたスケッチが多数ある。第二次世界大戦中は英国空軍の写真部隊として活躍。また、ジョナサン・スイフトの『ガリバー旅行記』の第一部『リリパット島』、ヘミングウェイの『老人と海』、児童文学作家のイーニッド・ブライトンや狩猟家にして博物学者のジム・コーベット等の100冊近くの挿絵を描いたことでも有名。1949年から健康を害し、十年近く癌と闘い、58年に45歳の若さで不帰の客となった。日本語訳ではジム・コーベット作、渡辺妙子訳、レイモンド・シェパード絵『人くいヒョウの国』(平凡社 昭和32年)がある。
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