プロフィール
1942年岡山県出身。アメリカ文学者。ナサニエル・ホーソーンを専門にした。お茶の水女子大学文教育学部卒業。竹中工務店大阪本店を経て、甲南大学大学院文学研究科修士課程終了。神戸常盤短期大学専任講師、神戸海星女子学院大学教授を経て、関西大学教授、2013年定年退職。最終講義は「彗星と流星ーホーソーンの星の再考」(2013年1月15日)。2005年『ホーソーン・《緋文字》・タペストリー』で博士号(人文科学、お茶の水女子大学)。2020年3月29日逝去。
主要業績
【単著】
『ホーソーン・《緋文字》・タペストリー』(南雲堂、2004年)
『アメリカの理想都市』(関西大学出版部、2006年)
『メランコリーの垂線ーホーソーンとメルヴィル』(関西大学出版部、2012年)
【編著・監修】
『視覚のアメリカン・ルネサンス』(武藤脩二と共編著、世界思想社、2006年)
『図像のちからと言葉のちから イギリス・ルネッサンスとアメリカ・ルネッサンス』(藤田實と共編、大阪大学出版会、2007年)
『独立の時代ーアメリカ古典文学は語る』(林以知郎と共編著、 世界思想社、2009年)
『英米文学と戦争の断層』(編著、関西大学出版部、2011年)
『水と光ーアメリカの文学の原点を探る』(監修、谷口義朗、中村善雄編、開文社出版、2013年)
【共著】
『アメリカ文学における夢と崩壊』(井上博嗣編、創元社、1988年)
『英語・英米文学研究の新潮流』(『英語・英米文学研究の新潮流』刊行委員会編、金星堂、1992年)
『アメリカを読む』(藤田実、若田恭二、加勢田博、植条則夫、白木万博と共著、大修館書店、1998年)
『女というイデオロギーーアメリカ文学を検証する』(海老根静江、竹村和子編著、南雲堂、1999年)
『緋文字の断層』(斎藤忠利編、開文社出版、2001年)
『メディアと文学が表象するアメリカ』(山下昇編著、英宝社、2009年)ほか多数
関連作品一覧