「カナダ的なアイデンティティの確立」「女性の生き方の探究」 「現代文明批評」から読み解く。
著者・訳者 |
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ジャンル |
外国文学 |
出版年月日 |
2020年8月17日 |
ISBN |
9784909812223 |
判型 |
4-6 |
ページ数 |
264ページ |
定価 |
本体2,900円+税 |
在庫 |
在庫あり |
文学の役割は世界に対し鏡を掲げ、私たちの心の地図を示すことである。
それこそが、生き残るための手段として必ず必要であるというアトウッド。
彼女の作品について
「カナダ的なアイデンティティの確立」「女性の生き方の探究」
「現代文明批評」をテーマとして取り上げ、
『キャッツ・アイ』『またの名をグレイス』
『昏き目の暗殺者』『侍女の物語』『オリクスとクレイク』
を読み解く。
ローカルな地点からグローバルな問題へと
文学者の社会的使命を発展させていく
ブッカー賞受賞作家アトウッドの創造空間へのアプローチ。
【主な目次】
第一章 マーガレット・アトウッドという作家
第二章 『キャッツ・アイ』:女性たちの絆の回復
第三章 『またの名をグレイス』:犠牲者の立場を乗りこえて
第四章 『昏き目の暗殺者』:カナダ女性の歴史を描くサーガ
第五章 『侍女の物語』:緊迫感あふれる抵抗の文学
第六章 『オリクスとクレイク』:人類滅亡はすぐそこに?
第七章 『負債と報い-豊かさの影』:環境問題へ文学からのアプローチ