身体、それは自由を賭けた戦いの場だ! 芸術、文学、映画、スポーツを通して ジェンダーと身体をめぐる諸問題を読み解く
著者・訳者 |
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ジャンル |
ジェンダー |
出版年月日 |
2020年5月29日 |
ISBN |
9784909812346 |
判型 |
4-6 |
ページ数 |
296ページ |
定価 |
本体2,700円+税 |
在庫 |
在庫有り |
身体、それは自由を賭けた戦いの場だ!
新たな意味を獲得していく女性の身体とその表象、
「男らしい男」のイメージとその政治的意味の変遷、
新旧のエンターテインメントが切り拓くジェンダー像の可能性――。
芸術、映画、文学、スポーツなどを通してジェンダーを考える、刺激的な論集。
[目次]
序―ジェンダー化された身体はどこへ向かうのか(川本 玲子)
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Ⅰ 女性の身体――許される居場所とふるまい
第一章 19世紀ヨーロッパの音楽界における楽器と身体
――ピアニスト、クララ・シューマンの音楽活動を中心に(小岩 信治)
第二章 絵画が捉えた女性を取り巻く社会的変化
――エドガー・ドガとメアリー・カサットの作例から(小泉 順也)
第三章 「ポスト」新自由主義的ジェンダー再編
――『イン・ハー・シューズ』から『花子とアン』へ(早坂 静)
第四章 中国都市の「広場舞」の女性たち
――公共空間で踊ることの意味(南 裕子)
Ⅱ 男性の身体――期待されるパフォーマンス
第五章 コミュ力時代の男たち
――障害、男性性、クリップ(河野 真太郎)
第六章 スポーツと「男性性の保護区」の変容(坂 なつこ)
第七章 フォード・マドックス・フォード『パレードの終わり』における男性性と身体(川本 玲子)
第八章 ラストベルトの生
――炭鉱と男性性の幻想(越智 博美)
Ⅲ 身体を超えて――想像力が切り拓く可能性
第九章 女形を通してみる江戸のジェンダー(柏崎 順子)
第十章 共感と視線――ハナ・ギャズビー『ナネット』と未完の物語(川本 玲子)
第十一章 ケア労働と代理母出産の「ユートピア」(河野 真太郎)